2005年09月20日

引越し中

ブログ、プロバイダさん変更につき引越し中となります。
今日からしばらく、日記更新が出来なくなるかもしれません。
と、言いますのも、ボクの会社で外食産業向けのブログポータルサイトを開くことになりました。

http://gururi-net.com/

グルリネットと言う名前でもう既にいくつものブログが動き始めています。
10月1日正式発信を目指して、現在、いろんなところからのブログの引越し作業で大忙し。
ご迷惑をおかけしますが、しばらくお待ち下さい。
ちなみに新しいURLは次の通り。

http://shinguma.gururi.jp/

ブックマークの変更、よろしくお願いします。
posted by サカキシンイチロウ at 18:16| Comment(17) | TrackBack(5) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

カリスマの死

ダイエーの中内さんがお亡くなりになる。

これで日本の戦後が名実共に終わりを迎えた…、と評論家の人が言っていた。
そうかもしれない。
日本の戦後。
あるいは、日本の戦後と言う亡霊。
それはどんな亡霊だったんだろう…、考えてみた。

中内さんはかねがねこういっていた。
一番にならなくては価値が無い。
二番以下である、ということは死を意味する…、というようなことが口癖だった。
激しい。
厳しい。
そんな戦後が終わった…、と言うコトがいえるんじゃないだろうか、とふと思った。

一番であると言うコトは素晴らしいことであるけど、それは同時に強欲なまでの独り占めにつながってゆく。
世界で一番を自負しているアメリカのような考え方。
それが日本の戦後であって、ダイエーの中内さんと言う生き方だったとしたら、まだまだそれは終わってない。
そうも思った。

一流であることよりも一番になりたい。
そういって驀進をして、暴走をした戦後の日本。
いつまでたっても一流になれない戦後の日本。
反省しなくてはならない。
反省しつつ、それを克服していかなくては本当の戦後の終わりはやってはこない。
襟を正してがんばりましょう。
posted by サカキシンイチロウ at 11:22| Comment(2) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月19日

ちょっと残念なレストラン

朝から六本木ヒルズ。
凄い空腹。
考えてみたら昨日の晩、ほとんど白菜キムチでおなかを一杯にした。
消化の良いことはなはだしくて、おなかは空っぽ。
なのに昨夜の満腹の状態を胃袋はまだ忘れない。
形状記憶胃袋…、みたいなモノ?
ホントにハラペコ。
で、グランドハイアットのメインダイニング、「フレンチキッチン」で朝をとる。

バフェ。
オープンキッチンに面した、普通は料理があがってくるデシャップカウンターに料理が並ぶ。
fench kitchen.jpg

まずは一発、バフェカウンターで料理を作る。
用意するモノ。
・ライブレッドのトースト
・グリルされた焼きたてのロースハム
・スクランブルエッグ
ハーブを混ぜたグリーンサラダ、ノードレッシングで
それらを次々、重ねて行って最後にケチャップで彩り添える。
sandwitchmodoki.jpg
ちょっとした美しい朝食用の一品…、であります。
ナイフとフォークでサクッと切って一口大に整えて、それでパクッ。
サックリとしたライブレッド。
ネッチリとジューシーなハム。
玉子のフンワリシットリに、野菜のシャックリ。
いろんな噛み応え異なる素材が一度に口の中に飛び込む。
出来損ないのサンドイッチのようでお行儀悪い、でもダイナミックで力強くドスン。
起きぬけで空っぽになった胃袋の中にドスンと落ちる。
まさに「ブレックファスト」、断食後の目覚まし時計のような料理…、であります。
気持ちよいです。

クロワッサン。
croissant.jpg
ボロボロ、おいしい破片が口の中でバラバラ。
噛めば噛むほどバターの旨みが口の中でトロトロムニュムニュ。
表面の香ばしい部分が、コーヒーとなんとも相性の良いこと、良いこと。
何故なんだろう…、クロワッサンと言えば朝があう。
なぜなんだろう?

プレーンヨーグルトにアプリコットのシロップ煮を乗っけてツルン。
yogurt aprcot.jpg
おなかの中のPH値を整えるような気分になる。
程よいシアワセ。

ところでコノ店、サービスがとても遅くて気が利かない。
コーヒーを頼んでもなかなかこない。
一皿終えて立ち上がり、次の一皿をテーブルに運ぶ間に本来、片付けられていないといけないお皿もそのまんま。
ナイフフォークの補充もおろそか。
バフェといっても、最小限のサービスは必要で、そんな程度のサービスも出来ないなんてホテルのレストランとしては失格じゃない?…って思ってしまう。

いろんな原因が考えられるけど、一番の理由。
それは多分、店作りにおける不手際でしょう。
厨房がレストランの一番奥にある。
サービスのための通路のほとんどが行き止まりの袋小路になっていて、動線が確保できていない。
格好はいいのだけれど、働きにくく、つまりサービスが行き届かないようになっている。
レストランを作る際、こうした店にはしちゃいけないよ…、と教わることをみんなやってる。
残念な店ではありました。
posted by サカキシンイチロウ at 16:31| Comment(4) | TrackBack(0) | アイディア-4-マネジメント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

コリア的ニューカマー

大久保に出来た豚肉料理の専門店、「でじまぅる」。
韓国料理屋では珍しく、平田牧場の三元豚を使った店、と言うので行ってみる。
dejimauru.jpg
路地裏。
周りはラブホテルだらけというとんでもないロケーションで、吹けば飛ぶような小さな店。
でもかわいい。
清潔だし窓タップリの開放的な店作りで、若い世代が作った店…、ってそんな感じ。
中に入るとドラム缶を足にした丸いステンレステーブルが6つ。
それを囲んでパイプ椅子
気軽な食堂風でとても良い。

名物はサムギョプサル。
三段バラをキムチと一緒に焼いてサンチュで包む…、って最近、韓国でも人気の大衆料理。
なにしろ最近、一ヶ月近くソウルに出張していた会社の人も、牛肉を一度も食べずほとんど毎日、豚肉だった…、と言ってたほど。
今、はやり。
大久保でも今、サムギョプサルが大人気のようで、ほとんどの店が売り物にしているみたい。
ココのは石版で焼く、これまた今の韓国風。
samugyopsar.jpg
ガスコンロの上に斜めに置いて、上の方に肉、下の方にキムチと豆腐とニンニクを置く。
肉の脂が下に流れて、肉はサッパリ、キムチや豆腐に脂の甘味が移ってコッテリ、と言う生活の知恵。
一番下に穴が開いてて、紙コップを置き脂を集める。
ジュウジュウ焼いて、はさみで切って、なおもジュウジュウ焼いていき、ガリガリになるくらいまで脂を焼き切り、それを菜っ葉で包む。
sanchu.jpg
バクッ。
脂がジュワッと口の中に広がって、なのにすぐさま葉っぱでそれがリセットされる。
食べても食べても飽きぬ味。
肉そのものもおいしいのだけど、これは上質な脂が焦げて炭化する寸前の香ばしさを楽しむ料理だ、と言うコトが良くわかる。

キムチチゲ。
タップリのキムチに豚の骨付きカルビのスープ…、でありますね。
具はそれだけ。
味もそれだけ。
なのにおいしい。
とても貧乏で、貧しいはずなのに味わい豊か。
あとをひく。
何よりこの鍋、昔ながらの鍋らしい鍋。
それが気軽で家庭の料理…、と言うような感じがしてとても楽しい。

具材を半分ほど食べ、ラーメン投入。
chige.jpg
乾燥した袋麺をそのまま入れてグツグツ似る。
韓国のインスタントラーメンってかなり腰があってどんなに煮込んでもクタクタにはならないほどに力強い。
むしろ煮込めば煮込むほど味がしみこみプルプルのツルツルになってゆく。
箸でつまんで持ち上げると、多分、豚の骨から染み出たコラーゲン質なんでしょうな…、テカテカしてる。
食べると口の中までツルツルしてくる。
もうとりこ。
最後にご飯と玉子をもらって中に入れ、トロトログツグツ煮込んで食べる。
汁があらかたなくなってしまうまで煮詰めてゆくと、クリーミーでトロンとした中華粥のような食べ物になる。
おなかは既に満腹と言うのに、スルスル入る。
しかも玉子とご飯のデンプン効果で、激しい辛さと鋭い酸味が和らいで食べやすくなる。
気づけば鍋は底まで空っぽ。

腹いっぱい。
チュウハイ飲んでお替りまでして、それで一人4000円もかからなかった。
なんたるハイコストパフォーマンスでありましょう。
気に入った!

それに何より、コノ店、サービスがシッカリしていて情熱的。
お肉を持ってきたとき、お店の人がこう言って置く。
「コレは本当においしいですよ…、期待して下さいネ」。
お店の人から期待してください…、といわれることってなかなかにない。
しかも食べると期待以上のおいしさがある。
食事が終わって表に出ると、店長さんが飛び出してきて、またヨロシクね、と見送りをする。
教育が行き届いている…、と言うわけじゃない。
お客様に喜んでいただきたい…、という気持ちがシッカリ伝わってくる。
がんばってくださいネ、って応援したくなる店。
良い店でした。
posted by サカキシンイチロウ at 08:35| Comment(53) | TrackBack(3) | 素晴らしきレストラン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月18日

チャイナ的ニューカマー

恵比寿に出来た中国料理店を見に出かける。
白金商店街の中に今から2年ほど前に出来た伝説の店、ロンフーホンの支店、「ローホートイ」であります。
lohotoi.jpg

商店街の電気屋の二階に、お茶とワインモダンで力強い中国料理が滅茶苦茶旨い店が出来たんだヨ、って言う噂が瞬く間に広まって、みるみるうちに予約が取れない店になっちゃった。
テーブル4つほどの、本当に小さな店でしたから。
7000円ほどでコース料理を堪能できる、決して高い店というわけじゃないのに、まるでそこにプラチナシートが置かれている…、ような店になっちゃって、なんだかつまんないなぁ…、って思っていたら支店が出来る。
かなりうれしい。
しかも40席ほどの中箱だ、と言うのでますますうれしい。
予約もすんなり取れる気軽さ。
飲食店はそうじゃなくちゃだめなんだよなぁ…、と思ったりする。

ところでこの店、ビックリします。
同じ商店街のまるきし風情の無い場所に入り口がドンっ。
どうみても香港の路地裏…、であります。
入り口の脇に厨房があって、半分あいたドアの隙間から調理人たちがキビキビ働く様子が見える。
飛び交うのは広東語。
まるで香港。
厨房前の通路を通るといきなり客席。
無造作にテーブルが4つほど置かれていて、その真ん中を通り抜けて奥の階段をズンズン上がると二階のホール。
まるで食堂の造りであります。
おいしい料理=豪華なしつらえ…、を期待してゆくと見事に裏切られる。
でもココが香港であったとしたならば、この雰囲気…、絶対においしいモノが食べられるムードだろう。
期待が膨らむ。

料理もまるで香港ですネ。
例えば焼き物。
moriawase.jpg
豚肉を一つは甘く蜜で焼き、もう一つは同じ豚のバラ肉を皮ごとパリパリに焼き上げてゆく。
その盛り合わせ。
蜜焼きはシットリ甘く、肉のネットリとした食感がつややかで色っぽい。
皮付きで焼いたのは一転、肉汁したたるまるで茹で豚のような柔らかな身。
なのに皮の部分はサクサクでパリパリで、まるで細かいパン粉をつけてあげた三枚肉の茹で豚のよう。
思わず、紹興酒下さいっ…、って大声上げる。
ビールじゃない。
ワインでもない。
あくまで紹興酒、それもオンザロックでバンッと下さい。
そんな料理。

魚の蒸し物。
sakana.jpg
これまた定番中の定番ですね。
普通はハタで作るのだけど、ここはイサキで代用をする。
その分、大振りの一匹をそのままジャジャッとやってもらって、なんと2800円。
その土地のその季節の素材を使えば料理はどんどんお値打ちになる。
…ということでありましょう。
満足、満足。

ところで蒸し物…、広東料理の最も特徴のある調理方法。
素材の味がそのまま活きる。
しかも余分に油を使ったりしなくていいので、体に優しい。
なによりご飯のおかずに最適。
実用的な料理=蒸し料理…、ということなんでしょう。

中でもこの店でビックリした蒸し料理…、豚肉のハンバーグ風。
china hanburg.jpg
豚のひき肉にクワイやシイタケを刻んだのを入れパティ状にして、セイロで蒸す。
醤油ベースのタレをかけ、最後に熱した油をジャジャッとかけて香りをつける。
コクを出すために魚の塩漬けをアクセントに混ぜいれる。
これが塩辛のような海の香りとコクをハンバーグに吹き込むんですネ…、見事な味わい。
思わずご飯を下さい、っておねだりをした。
箸で一口大にザックリ切って、つまんで皿から外すとき、ブチュッと大きな音を立てる。
それほどシットリ。
口の中に入れると以外に弾力のある歯応えがあり、まるで肉で作ったさつま揚げのような味わいがある。
楽しい。
これ一人前でどんぶり飯2杯ほど、平らげることができるだろうなぁ…って感じの素朴で複雑なおかずの味。
脱帽。

ター菜の炒め物。
taisai.jpg
エビの玉子を乾かして粉末にした調味料で味を調えてもらったモノ。
これが見事に香港の味と香りが強烈にする。
香港には「エビの玉子麺」なる乾燥麺を売っていて、街角屋台でも気軽に食べることが出来たりもする。
路地裏に迷い込んだ途端に、おや、ココ、なんだかエビ臭いぞ…、と思ったらその近所に必ず麺のおいしい食堂がある。
そんな感じ。

最後の最後でいただいたワンタンメン。
wantanmen.jpg
これもまさしく香港風。
白濁した鶏のスープに身がパンパンに詰まったワンタン。
それに細い縮れていない玉子麺。
どうして中国の人って、鶏を使ってこれほどまでに濃厚なのに鶏臭さの微塵も無いスープを取ることができるんだろう。
ジェラシーを感じさえするキレイなスープ。
飲むと口の中がゼラチン質でスルスルとする。
前歯の裏側なんかツルツル、舌が滑るような感じにコーティングされるほど。
堪能。

ワザワザいくほどのことのない店かもしれない。
おいしいのだけれど、過大な期待を抱いてくるとちょっとガッカリするかもしれない。
けれど、香港で当たり前に食べられるけど日本では絶望的に食べることが出来ない料理に必ず出会える。
それを考えると得難い店で、香港にいった気持ちになれる度合いはかなり高い。
ボクんちの近所に一軒あったら、どんなにかしらシアワセだろう。
そう思う。
東京の中国料理事情…、どんどん面白くなってくるではありませんか。
posted by サカキシンイチロウ at 05:50| Comment(5) | TrackBack(0) | 素晴らしきレストラン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月17日

今日もまたまた朝のモス

朝。
昨日に続いて再びのモス。
料理を頼んで7番の札を渡してもらって席で待つ。
nanaban.jpg
ちょっとした儀式めいたこの一手順が、ちょっとした贅沢な朝を自分に奢ったような気分にさせてくれるのが不思議。
待つ分、おいしい料理が食べられる。
…、ということでありますね。

海鮮かき揚げライスバーガー。
tenpura riceburger.jpg
熱々。
手で持ち上げた瞬間にもう熱々。
カプッとやると口が湯気をモウモウと吐き出すほどに熱々で、ハフハフ、息を吸ったり吐いたりして口の中を冷ましながら、それでも次々、パクパクハフハフ。
形状としては「天むす」のようなもののはずなのに、そのハフハフ具合がまるで天丼。
手づかみで食べることの出来る、出来立て熱々の天丼…、のようなものでありますな。
ほんとはコレに味噌汁の一つでもつけば、完璧なんだけどね…、って思いながらそれでもハフハフ。
おなかがポワッンとあったかくなる。
良き朝、なり。

一緒に朝限定の「ボロニアハムのデニッシュサンド」。
bologna.jpg
これまたおいしい。
コンセプトは「歯応えの多層構造」…、とでもいいますか?
まずデニッシュペストリーのシットリとしたパイのような柔らかな層。
ちょっと甘くて、バターの香りがほのかに漂う、空気をタップリ含んだサクサクフワフワがやってきて、それに続いてレタスの層。
シャクッとしていてみずみずしい冷たい葉っぱが幾重にも重なって、前歯をコツコツ、鋭く叩く。
それに続いてフンワリのハム。
サクサクフワフワシャクシャクコツコツプルプルのゴクッ。
おはようでございますです。
posted by サカキシンイチロウ at 21:57| Comment(3) | TrackBack(0) | 楽しいジャンク・素敵なB級 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月16日

スーパー屋台@有楽町

秋葉原で「ビジネスマンがでっち上げたむなしい昼ごはん」を三回もして、なんだか切ない気持ちになって移動する。

有楽町。
目的はオフィスに持って帰るお土産を買おう、と思ってきた。
…のだけれど、駅を降りて目的の店に向かおう…、としたとき、東京フォーラムの中庭に沢山の屋台、発見。
superyatai.jpg
おおっ、話題のスーパー屋台じゃ。
時計を見れば1時ちょっと過ぎという時間。
こうした時間に有楽町界隈、しかも丸の内よりをフラフラするなんて、あまりないことでありますから。

いろんな屋台が並んでいる。
和食屋台。
今日のお勧め料理は「秋刀魚の塩焼き」と「豚肉のしょうが焼き」であります。
おいしそう。
カレー屋台。
タコスやタコライスの屋台もあって、でもどの店も基本的に同じようなシステムになっている。
おかずを何種類か並べておいて、ランチボックスにご飯と一緒に好きなおかずを選んでもらって詰めてあげる。
わかり易い。

中でも一番行列の出来ていた「アジアンキッチン」と言う店に並んだ。
カレーやカレー風味の野菜の煮込み、それにアジア風の炒め料理が数種類。
それをぶっかけご飯にしてもらう。
bukkakegohan.jpg
ご飯の上に直接おかずを置いてもらって、それぞれが混ざり合うのを楽しむ食べ方。
…まさにアジア風でありますな。
春雨と鶏肉の炒め物。
豚肉と大根のカレー煮込み。
ブロッコリとニンニクのマヨネーズ和え。
それをご飯の上にどっさり乗っけてもらって定価650円なり。
…のところ、午後1時から100円引きで550円。
ああ、シアワセ。
1000円札を出してタップリお釣りをもらって、それと一緒に渡されたパッケージ…、ズッシリ重い。
とてもうれしい。

味…、これがシッカリしているんだ。
パクチーの強烈な香り。
アジアンスパイスのジンワリとくる力強い辛さ。
甘味最小限にして、素材の旨みがビシビシ口の中ではじけ飛ぶような素朴な料理。
癖になる。
たまにワザワザ、ココまで来て食べて帰るのも悪くないかな…、と思うほど。
感心なりっ!

しかもそこに置いてあった木のスプーン
spoon.jpg
コレ、お気に入り。
カップアイスについてくる平べったいスプーンを作ってるようなヘナヘナの木で、なのにしっかり窪みの付いたスプーンの形状をしているんです。
これがかわいい。
ステンレスのスプーンの冷たさがない。
プラスティックのスプーンの味気なさも無い。
なんだか自然で、なんだか優しい料理を食べているような気になってくる。
良い昼ごはん。

秋葉原なんかによらないで、最初からここに来てれば良かった。
そんな感じ。

ところでところで、この店、次に出店するロケーションを探してる。
11時から2時過ぎまで場所を貸してくれる人を紹介してくれて、それが成約したらその仲介者に5万円くれるという。
あと本日のおかずの種類を携帯メールで送信してくれるサービスがあったり、なかなか真剣。
そうしたいろんなメッセージを、手書きコピーにした小さな紙片を料理と一緒にしっかり手渡しするんですネ。
真面目な情熱が伝わってくる。
会社のように見えない姿。
なのに普通の会社もしないようなことをしているなんて…、凄いことじゃないですか?
応援したくなるのであります。
posted by サカキシンイチロウ at 16:53| Comment(10) | TrackBack(0) | 楽しいジャンク・素敵なB級 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ヨドバシカメラがやってきた!

ヨドバシカメラが秋葉原に開店した。
行ってみる。
まずデカい。
しかも立派。
人、わんさか。
yodobashi.jpg
ココがちょっと前まで青物市場があった場所…、なんてわからんですね。
もっとも今の家電やPC、AVグッズって鮮度が魅力のまるで「青物」みたいな存在ですから、決して唐突、と言うわけではないんでしょうけど。

早速、レストランフロアへ。
メードカフェの一つでもあるのか…、と思ったらやっぱりどこにでもある最近はやりのチェーンストアが顔をそろえる。

その中の一つ…、韓式マンドー専門店「餃餃」。
chaochao.jpg
餃子をキムチと一緒にサンチュで包んで召し上がれ…、的新しい食べ方の提案をした店なのだけれど、小賢しかった。
だって餃子…普通。
キムチも普通。
菜っ葉もシナシナ。
それでご飯がおいしく食べられるか?と言うとそんなことも全然なく、久しぶりに「頭が作ったココロの無い料理」と言うものを食べた気になる。
mando.jpg
コレが本当に手作りでジューシー、表面バリバリの焼き餃子を、ガッシリシャキシャキの葉っぱで包んで食べたなら、そりゃおいしいに違いない。
本物と本物が出会うから、新しい食べ方になるんだよネ。
やれやれ。
がっかり。

行列が出来てる店…、たいていがラーメン屋。
秋葉原的…、かもしれない、ラーメン屋。
並んでる人はほとんどムッチリムチムチで、背脂系の汗を額に浮かべたお兄さん達。
まさに秋葉原の原住民的人たちですね。
壮観なり。

かと思うとパスタの店も数軒あって、そちらには一円でも安い家電を求めてやってきた奥様がたがズラリと並ぶ。
その中の一軒、「鎌倉パスタ」。
kamakurapasta.jpg
手打ち麺を使った和風スパゲティがメインの店なのだけれど、ネーミング…、上手いっ!
鎌倉とパスタがどう結びつくのかわからないけど、でもなんだかおいしい感じがするですね…、鎌倉って地名。
入るとなんと一番最初に靴を脱ぐ。
まるで銭湯の入り口のような景色にぎょっとする。
kutunugi.jpg
パスタ…、まあまあ。
これも頭で出来上がった店…、でありますな。

その数軒隣に「さんるーむ」と言うひときわ穏やかで静かなお店があって覗く。
sunroom.jpg
自然素材を使った体に優しい料理を揃えた、大人のファミレス的な店。
これは面白い。
店に入ると働いている人も座ってるお客様もシニアが目立つ。
そういえば家電製品売り場で一番にぎわっていたのはマッサージチェアのコーナーでしたから。
それだけ郊外からお年寄りがやってきている…、と言うコトなのかもしれないです…、秋葉原。
そうしたお客様のためにこうした品揃えのレストラン…、悪くない。
で早速試食の「エビとジャコの高菜チャーハン」。
jakotakana.jpg
ここの料理はすべて「黒米」か「麦飯」かを選ぶことが出来るのだけれど、黒米で作ってもらったチャーハン。
見るからに体に良さそうな気配がする。
面白い。
ただ味はというと味が強くて塩味もバッチリ。
油も結構使ってベットリとした雰囲気で、体に良い食材を使っているのに体に良い調理方法を採用して無い…、これ残念。
面白いんだけどねぇ…、メニュー。
黒酢や胡麻を使った黒い料理だけを集めた「黒定食」なんて、面白い提案があるんだけどねぇ。
今、一つ。
残念なり!です。

やっぱりここは一発、秋葉原がメッカのメード系レストランを集めたテーマパークでも作って欲しかったですな。
メードラーメン。
メードパスタ。
メードしゃぶしゃぶ
メード焼肉。
…、いいんじゃないの?
長続きするかはわからないけど、これこそが「ご当地商売」と言う考え方なんじゃないか、と思ったりした。
posted by サカキシンイチロウ at 16:03| Comment(8) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月15日

甘い思い出、西麻布

西麻布のホブソンズ。
hobsonz.jpg

久しぶりにくる。
15年ほど前のあの行列と、あの熱狂は今どこに…、って具合のユルユルさ。
当時はハーゲンダッツの青山店と人気を二分するほどの勢いでしたから。
冬の深夜に立ったまんまで30分待ち…、なんて当たり前だったりしたんだネ。
懐かしい。
しかもその行列のほぼ半分はプロモーション会社からの仕込みであって、日本のボクらが初めて体験をした「仕組まれたブーム」が作られた場所でもあったりもする。
いろんな意味でバブル直前の日本の聖地…、であったワケです。
それだけに諸行無常の響きあり。

まあアイスクリームショップというのは、フラッと行ってフラッと食べられるユルさが良さでもあるのだから、時代が巡って当たり前の状態になったんだ…、と思えばいいんでしょう。
ブレンデッドアイスクリーム。
好みのアイスクリームと具材を選んで、それをブレンドマシーンでネリネリして作ってもらうソフトクリームタイプのアイスクリームというのがここの特徴だった。
いまだにおいしい。
ソフトクリームのように儚くは無い。
ハードアイスクリームのようにカツンとしてはいなくて、例えば普通のアイスクリームを口の中に入れるとする。
最初は冷たいだけで味わいも香りも感じない、ただの甘い塊。
それが徐々に温かくなり、ある柔らかさに到達した瞬間、一気に味と香りを発散させる。
まさにその状態が最初からカップの中に入っている…、ような食べ物。

久しぶりに食べるととてもおいしい食べ物であります。
ブームが終わってからが本物と、人はよく言う。
…けれど、熱狂に踊る人ばかりの街で、ブームの後の本物を味わう人がどれだけいるのか?と思うとちょっと哀しくなってくる。
ブルーベリーをラズベリークリームと混ぜて作ってもらった今日のブレンド。
口に広がる甘酸っぱさは、アイスクリームのフレーバーのせいばかり、と言うわけではなんだろう。
…そんな感じの西麻布。

ところでコールドストーンクレマリー。
http://www.coldstonecreamery.co.jp/
どうなるんだろう?
posted by サカキシンイチロウ at 13:18| Comment(10) | TrackBack(0) | 味の思い出 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

西麻布で揚げ物、三河屋でおなか一杯

西麻布の愛すべき定食屋…、「三河屋」。
mikawaya.jpg

メニューは揚げ物だけ。
小さな店で厨房の中には作業台とフライヤーだけ。
だからメニューは本当に揚げ物だけ。

揚げ物がおいしい定食屋…、と言えばなんだか男性的な店、のような感じがする。
ゴッツイおじちゃんが黙々とフライを揚げるマッチョな店。
…、そんな感じ。
なのだけれどココ、おばちゃんがニコニコ、フライを揚げている。
注文とったりご飯をよそったりしてくれるのはご主人の仕事になってて、男女逆転が不思議な感じ。
でも面白いもので、おばちゃんが揚げるカツ…、ってなんだか優しい感じがする。
感覚的にはどうだろう…?
学生時代。
下宿のおばちゃんが揚げてくれるメンチカツ。
おおっ、今日はフライか、ご馳走だ!
…って感じ。
下宿生活を経験したわけじゃないのだけれど、なんだかそんな青春時代がボクにもあったような感じにさせてくれる。
いい気分。
飯がモリモリ食べられて、ご飯を何杯お替りしようが誰にも叱られなかった頃を思い出させる、シアワセな店。

ミックスフライ。
mikawaya katsu.jpg
メンチカツとコロッケの盛り合わせにご飯と汁と漬物がつく。
うれしいことに、必ず何か一つ、おまけをくれる。
例えばトンカツを頼んだ人には「コロッケ食べられる?」と聞いてくれ、「ハイ」と答える寸前の間合いでストンとコロッケを一個、置く。
食べられません…、と言う無粋な客は一人もいないですネ。
だっておなか一杯を楽しむ店…、でありますから。
おまけがこれまたこの上もなくおいしい店…、でありますから。
今日のミックスフライのおまけはチキンカツ半切れだった。
フワフワでサクサク。
ホントに旨い。

コロッケ。
二口分ほどの小さな俵型のジャガイモコロッケ。
塩味と胡椒の風味が抜群で、齧るとホコッと湯気が出る。
茹で立てポテトを頬ばるよう。
メンチカツ。
そのコロッケを二周りほど大きくした、形は同じく俵型。
スパッと斜めに切られたとこから、肉汁がドバッ。
鶏のひき肉と豚ひき肉をあわせて作った、ちょっとサッパリ目のミンチがおいしい。
ナツメグの香り。
牛肉系の脂の甘味と香りで食べるメンチカツもいいけれど、脂の少ない肉そのものの味わいのするチキン合い挽き系のメンチカツもこれまた良い。
前者はデミソースでヨソイキ風に、コレはトンカツソースをタップリかけてご家庭風に…、って感じですか。
ご飯が進む。

カツを揚げているおかあさんと、ときおり目が合う。
するとおばちゃん、必ずこう聞く。
「ご飯、一杯食べてってよ…!」
とてもうれしい。
新しい料理が出来るたびに、カウンターの前にドンと置かれた大きなジャーの蓋がパカッ。
モクモクの湯気と一緒に炊きたてご飯の匂いがする。
それと一緒に、「ご飯、お替りしてってヨ!」の一言。
たまらない。
食べ終わって立ち上がるとまたまたこう聞く。
「おなか一杯になった?」
おいしかった?じゃないです。
おなか一杯になった?
だっておいしいのは当たり前ですから。
定食屋はおなか一杯にならなきゃ駄目ですから。
だから気持ちよく、楽しくおなか一杯になってもらう、と言うコトにこだわるお店。
いい店です。
おなか一杯になりましたとも。
おなか以上に、ココロもスッカリ満足しました、ありがとう。
そんな気持ち。

それはそうと、こうした定食屋さんでガッツリ揚げ物を食べて颯爽と帰ってゆくオンナの人たち。
カッコイイです。
とんかつ定食を食べてた女性。
凄い勢いでモリモリ食べて、でもカツを一切れ残したところでおなか一杯になっちゃった。
「勿体無いんで、アルミフォイルをくださいませんか?」っていって、その一切れを器用に包んでハンドバッグにスパッと入れた。
おやつにサンドイッチにして食べますね…、って笑顔でササッと帰っていった。
ボクより早食いの女性がこの街にいる。
定食屋さんの使い方を良く知っている女性がこの街にはいる。
素敵なことだ…、と思いました。
満足です。
posted by サカキシンイチロウ at 13:10| Comment(7) | TrackBack(0) | 楽しいジャンク・素敵なB級 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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