2005年09月01日

本日更新!

ホームページ「サカキノホトンブ」の先週分の日記、アップしました。
8月22日から28日までです。
時差ボケあり、頭の時差ぼけが直ったかと思ったら今度は胃袋の時差ボケがあり、ヘラヘラしてたら台風が来た。
で、こりゃ鹿児島出張は出来ないぞ…、と思っていたら運よく台風君が早足で羽田を退散。
ブーンと南九州にひとっ飛び。
ボケてる間もなくいろんなお店でおいしいモノを食べさせてもらって、元気をもらう。
…そんな一週間でありました。

http://www.shinguma.com
posted by サカキシンイチロウ at 18:11| Comment(5) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

スタバと言うレストラン?

9月1日、今日からスターバックスのフードメニューが一新される。

従来のペストリーとコールドサンドイッチ中心のラインアップから、加熱調理して提供されるホットミールが導入される。
ホットサンドイッチの類のバリエーション…、かなり贅沢。
300円半ばから400円と言う価格もちょっと贅沢な感じだけれど、食べてみようか…って気にさせる。
まず、コンビニには置いてもてんで売れそうに無い、クセある商品作り。
ひとつひとつの商品名が、アメリカ的というか、今までの日本のパン屋さんとかでは発想しないわかりづらさを持っているのがこれまた良い。
喫茶店的じゃなく、あくまでデリ的。

売れるのを待っているだけのコンビニとかパン屋さんには売ることが出来ない面倒くさくて新しいモノ。
だからこそ付加価値が高くてファンを作れるオリジナリティーのある商品。
それをお客様に買ってもらうのは、辛抱強くその良さを伝えていくスタッフの情熱と努力が必要になる。
売れるものを売る物販。
買ってもらいたいものを買ってもらう飲食店。
…、ってことになると思う。
でもって、こうした努力…、実はスターバックスが今までやってきたことであって、だからこうした面白い品揃えをすることが出来たんだろうネ。

商品そのもののクオリティー…、なかなかに高い。
例えば、エビのキッシュ。
quiche.jpg
なかなかの出来。
簡単なオーブンでヒットアップしただけ、とは思えぬフワフワ感。
エビにホタテにサーモンと具材の質感もタップリで賑やかで、しかもシットリとしたフィリングの味わい豊か。
280円とは思えぬドッシリとした食べ応え。
何よりスタバのアイスドリンクにピッタリ寄り添うような、力強くてコクのある味。
思わず他のサンドイッチも試してみたくなる実力派…、でありますな。
何よりステンレスのカッチリとしたフォークと一緒にやってくる。
コレが素敵。
ファストフードなのに、まるでレストランのクオリティ。
ちょっとしたセルフサービスレストランで食事をしたような気持ちになれた。
素敵でした。

レストランとして例えばマックのハンバーガーなんて怖くない。
どんなに安くったって、彼らと戦い勝つ方法はいくらでもある。
コンビニのお弁当だって、ちょっと目障りではあるけれどレストランの直接の競合とは思えない。
だけどスタバ。
これからのスタバ。
かなり手ごわいライバルになりそうな予感がします。
要注意。
しばらく目が離せなくなりそうな感じです。
posted by サカキシンイチロウ at 14:35| Comment(10) | TrackBack(0) | アイディア-4-マネジメント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月31日

羽田の朝

羽田で朝ご飯。
やっぱりロイヤルデリを選んでしまう。
飛行場における合理性と、我慢しなくてすむ品位のバランスがギリギリ、とれている店…、のような感じがするわけです。
飛行場の癖してカッコつけて、わけのわからない付加価値だらけのお店が増えている。
…のにくらべると、おいしいものを手早く食べていただこう…、と言うさりげなさが逆にカッコイイような感じがする。
…だから。

エッグマフィンにハッシュブラウンが付いたモーニングセットと、クラムチャウダー。
chowder.jpg

ベーコンの香りとジャガイモのホツホツしたトロミ。
おなかにドッシリ響いてくるような濃厚さ。
昔、ボストンの飛行場でクラムチャウダーを食べたとき、ビックリしたなぁ…。
こんな具沢山なものを、シチューじゃなくてスープと呼んでしまえるアメリカと言う国って、とんでもないところだなぁ、と思ったりした。
期待以上に美味かったしね。

ソーダクラッカー。
これもアメリカらしいとそのとき思った。
コーンポタージュならクルトン。
ヨーロッパっぽい。
でもチャウダーを頼むと袋に入ったままのクラッカーをくれる。
お客さんはみんなそれを破ってバスバス割ってパラパラかける。
合理的。
チャウダーをタップリ吸うとネロネロした感じになるのだけれど、それがまたおいしかったりして癖になる。
合理的なのにおいしい!と言うものを作らせたらアメリカ人には物凄い才能がある…、とそのとき思った。
たまにその直感は勘違いでしかないのかな?と思わされることもあるけれどね。

ハッシュブラウン。
hushbrown.jpg
仕事をしなくちゃ承知しないぞ…、と自分に言い聞かせるための暴力的な朝の食品。
アイスティーがおいしく感じる。

ところでケチャップ。
こんなに小さな袋に閉じ込められちゃって、ごめんね!、って思わず謝りたくなる。
ketchup.jpg
レストランのケチャップ…、出来ればガラスの瓶に入っててほしい。
蓋を開けたら瓶をエイヤッと逆さにひっくり返して、お皿の上でポンポン、底を叩いてボスンと出す。
なぜだか、ガラス瓶の中のトマトソースの方が新鮮なような気がするよネ。
ひっくり返して鼓を打つようにポンポン叩き、思いがけずタップリのケチャップが、お皿の上に山をなして食べ手のボクを挑発しつつ誘っている、そんなささやかなるシアワセ感。
アメリカのダイナー的景色。
どうでしょう?

ところで最近、日本のレストランのテーブルの上からどんどんガラスの瓶がなくなってくる。
ケチャップだけじゃないね。
醤油。
ソース。
ドレッシング。
いつの間にか調味料プラスティックのブニョブニョ容器に入っているもの…、になっている。
なんだか寂しい。
愚痴っぽくなる。
お客様をおもてなしする調味料って、一体どんな形をしてて、どんな重さで手触りであるべきなんだろう…、なんてことを思ったりする。

さあ、札幌です。
posted by サカキシンイチロウ at 09:12| Comment(2) | TrackBack(0) | 味の思い出 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月29日

秋の気配

昼、セブンイレブンに行ったら、なんとおでんを一個、只でくれた。
秋に向けておでんに力を入れるから…、ということなんでしょう。
絶対に買ってくださいヨ、…顔覚えてますからネ、って念を押されて袋を一個、渡される。
oden.jpg
よっしゃ、いっちょ大人買いしてやろうじゃないの…、って気持ちになる。
とてもうれしい。
空も高いし、天気も上々。

ところで味の素から出ている「アジア麺シリーズ」。
面白い方向に向かい始めてる。
もともとフォーやビーフンを使ったちょっとグルメな袋麺からスタートし、それがいつの間にかカップ麺化されてブレークした…、のだけれど、最近、バリエーションが増えている。
しかももともと「米の麺」とは縁もゆかりも無い商品が次々できる。
例えば…。
キムチチゲ風の麺。
kimutimen.jpg
ノンフライの米の麺を使うとカロリーが抑えられるからいいんでしょう。
味そのものも悪くない。
スッキリ辛くてほのかな酸味が、キムチチゲとは違うけれど韓国風の味わいではある。
商品はあるコンセプトを発見すると、驚くほどの進化を遂げる…、ということでしょう。
汗かいた。

秋はすぐそこ、でも、もうちょっと!
posted by サカキシンイチロウ at 12:59| Comment(8) | TrackBack(0) | 楽しいジャンク・素敵なB級 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月28日

プロの仕事

資生堂パーラー。
映画を見る前に軽く食事を、と思って飛び込んだ。
映画が始まるまで40分ほどしかないんですけど…、と言ったら「大丈夫」お任せ下さい…、とにこやかに言う。
うん、いい感じ。
安心をして、スープとクロケット、それにハヤシライスと、資生堂パーラーのおいしいところを全部食べることが出来るランチコースがあって、それを頼む。

コーンポタージュ…。
もし畑から生まれる牛乳があるとしたら、もしかしたらこんな味がするんだろうか…?と思ったりする。
朝一番に胃袋の中に放り込むものとしては、この上もなく上等なモノでありましょう。

クロケット。
croquette.jpg
日本に最初に紹介したのはここの店…、とよく言われますな。
一つはクリームクロケット。
カニ肉をタップリ、ベシャメルソースでまとめて細かいパン粉と一緒に焼く。
タップリのバターの中で焼かれながら徐々に出来上がってゆくカリカリでサクサクの衣。
おいしさを最大限逃さぬための堤防としての衣に包まれた、トロトロのベシャメル。
滑らか。
皿にひかれたトマトソースも彩り豊か、香り爽やか。

ところでクロケットのサイドにさりげなく添えられたパセリのから揚げ…、美しい。
paceley.jpg
皿の中のパセリ…、たいていは食べずに捨てられる。
おいしいのに。
なにより香り豊かで爽やかで、食べると胃袋の中が初夏の草原のようになる。
なのに食べないのは勿体無いでしょう…、というメッセージ
それにしても揚げて尚この色合い。
素晴らしいです。
これを真似して何度かパセリを揚げてみたのだけれど、シオシオになっちゃうか、色が変わったりして失敗だった。
プロの技。
…、と言うコトだろう。

ハヤシライス。
hayashi.jpg
さすがの味。
小麦粉が焦げたときに発する香ばしさ。
牛肉の旨みを煮詰めつつ、それがカラメライズしたときの香ばしさ。
ご飯と絡むと米粒ひとつひとつを包み込んでツルツルにしてしまうゼラチン質。
おいしい。

…かったのだけれど、一緒に行った友人が頼んだ海の幸のドライカレーが驚くほどにおいしくてビックリした。
ご飯一粒一粒がつかつ離れつ的にパラパラとしてて、フライパンの中で煽られているまさにその瞬間の味がする。
二種類のソース。
一つはカレー粉の香り鮮やかなカレーソース。
もう一つはエビの香り濃密なるアメリケーヌソース。
辛味に辛味をあわせてより鮮やかな辛味を楽しむ食べ方と、辛味に酸味と甘味をあわせて立体的な辛さを楽しむ二つの食べ方が楽しめる。
賢くて洗練されてて、しかもガッチリとした味で恥ずかしげもなく手を伸ばしてすくって食べた。
気づけばお皿からっぽで、写真撮る暇も無かったくらい。
他人が食べているものがおいしく感じる…、と言うコトはよくあるけれど、本当に他人が食べているものがどうしようもなくおいしくて、それを独り占めできたらどれほどシアワセだろうか?と思うこと…、たまにある。
今日がそんな日。
ちょっとくやしい。

デザートのプリンが来たところで時計を見たら35分ほどのタイミング。
40分でお任せ下さい…、と言ったテーブル担当の彼女は立派に自分の仕事を果たした。
しかも大したせわしなさを感じさせることもなく、至ってそれが当然であるかのようにサービスしてくれた…、と言うコトがとてもうれしい。
プロの仕事を見せていただいた。
ありがとう。
posted by サカキシンイチロウ at 16:39| Comment(3) | TrackBack(0) | おいしいモノ…、好きっ! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月27日

鹿児島のおうどん、鹿児島の蕎麦

鹿児島でうどん…、となるとやっぱり寿福産業さんを忘れちゃならなん。
チェーン店ではあるのだけれど、本当に旨いうどんを作ることに命をかけてる人が経営している会社ですから、本当に旨い。
大衆的な料理であればあるほど、それを作る人の情熱の分量がそのままストレートに食べ手のココロを揺さぶるんだろうなぁ。
ここのうどんは、ああ、食べてよかった…と感謝させてもらえる。
そんな料理。

例えば「どんじ」。
donji.jpg
おいしいうどんを気軽に安く食べてもらおう…、と言う気持ちで出来た新しい店。
揚げたててんぷらにこだわって、ご馳走感のある大衆料理、を狙ってる。

肉とエビのかき揚げてんぷらのうどん。
nikuten.jpg
ああ、出汁がおいしい。
スッキリと澄んだ日本が世界に誇る文化ですな…、出汁。
甘味、酸味、コク、旨み。
いろんな味がひしめき合ってはいるのだけれど、どれかが他を踏みつけて一人だけ目立つ…なんてことは絶対に無い、穏やかな味。
譲り合いと助け合いの精神に満ちた長屋生活…、みたいな感じ。
まるで日本人の美徳のようでありましょう。

そんな出汁に甘辛く煮付けた肉のタレが混じる。
するとちょっと男性的な力強さが出汁に出る。
そこに揚げ立てのてんぷらの油が混じる。
汁全体に立体感が出るから不思議。
九州のうどんの麺…、あまりコシを強調しない滑らかな麺。
讃岐うどんのようにモチモチした主張は無い。
スルンとした存在感が無いようでいて、でもしっかりとハリのある滑らかな麺。
それがこのスープをスルスルすくい上げては、喉の奥深くにまで届けてくれる…、そんな料理。
旨かった。

ただ店の造りがちょっと高級。
うどんだけでも気軽にどうぞ…、と言う提案が素直に伝わってこないのが残念。
大衆料理の店作り。
本当に難しいんだな、と思ったりした。

かと思うと、同じ寿福さんが鹿児島空港の中でやっている店。
「ふく福」。
fukufuku.jpg
飛行場の中のレストランと言えば一見相手の誠意の無い店が多い中、素晴らしくまじめにやってるうどん屋。
期待をしていないから、驚くほどのクオリティーに感動する店。
今日もおなか一杯以上になって飛行場にたどり着き、それでも何故だか疲れた胃袋においしいご褒美をくれてやりたくなって飛び込む。

うどん屋さんと言ったけれど、実はボクはここの蕎麦がとても好きであります。
しかも肉そば。
黒豚のしゃぶしゃぶをした後のスープに蕎麦を打ち込んで、味を少々調えてズルズルする…、ような感じの蕎麦です。
絶妙の甘味。
強烈な出汁の香りと旨み。
それにちょっとえぐいくらいの頑丈な蕎麦。
スルスルチュッチュと胃袋の中に納まってゆく。
セットについてくる鶏の炊き込みご飯で作ったおにぎり…、これもおいしい。
keihan.jpg
炊き込みご飯をカプッと頬張り、蕎麦のツユをコクッと飲む。
口の中で雑炊になる。

ああ、なんで好きなモノっておなか一杯でも入るんだろう。
なんでだろう?
にくらしい。
posted by サカキシンイチロウ at 22:28| Comment(1) | TrackBack(0) | ローカルの店・ローカルの味 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

回転寿司三昧@南九州なり

鹿児島、串木野の郊外にある回転寿司の「横綱」。
yokozuna.jpg
小さいながらも仕入れと商品作りに力を入れる、しっかりした店。

生さば。
namasaba.jpg
新鮮な魚が当たり前のように手に入るところだからこそ作れる寿司
香りさわやか、脂の口どけがこの上も無く軽やかで良い。
シャリも旨いし、何より舌の上でハラッとほぐれる握り具合がとても良い。
たちの寿司屋の寿司に限りなく近い寿司を提供しようとする情熱と、それが可能な店の規模が作り出す、愛すべき寿司。
とても良い。

かと思うと「涙巻き」なんて大人向けの変わり寿司もあったりする。
カッパ巻きのワサビ部分がとんでもなくタップリしたやつ。
namidamaki.jpg
…、コレ、おいしい。
何故だかボクはワサビに対する耐性が強いようで、ワサビをじかに塊りで食べてもツンとはくるけどウェッとはならないんだね。
むしろワサビの甘味と、唐辛子なんかと違った底力のあるドスンとした辛さが好き。
テイクアウトの間の抜けた寿司を食べるときは、醤油にタップリのワサビを溶いて、それから食べる。
と、寿司が再び蘇る。
でもってこの涙巻き…、うちに持って帰りたくなる寿司、でありました。

串木野から鹿児島に移動。
桜島を真正面に眺めるウォーターフロントに、飲食店が中心になった商業施設が出来た。
…、と言うので行って見る。

回転寿司の「めっけもん」。
mekkemon.jpg
ウェイティング、ウェイティング、ウェイティング。
元気が良い。
若い人たちが威勢よく握って、それをすぐに売る…、ようなすし屋は繁盛して当然、ということが良くわかる。
エビのあぶり寿司。
aburisushi.jpg
回転寿司ならではの楽しい寿司…、と言うコトでありましょう。

うんでもって、もう一軒、…都城市。
寿司虎という回転寿司の繁盛店があって、そこの朝礼を見せてもらおう、とやってきた。
sushitora.jpg

飲食店の営業の始まりに大切なのは、仕込みと、掃除と、ミーティング
どれも気持ちよくお客様に喜んでいただくために大切なことなのだけれど、中でもミーティング。
その良し悪しでお客様をお迎えする気分が変わる。
命令ばかりや小言ばかりの朝礼では、モティベーションが下がって暗い店になってしまう。
かといって、イケイケドンドンの号令ばかりの朝礼はただの空元気が生まれるだけで、長続きしない。
一人ひとりのやる気を喚起し、さあ、お客様に喜んでいただきましょう…、と実のあるやる気をかき立てるような朝礼じゃないと駄目なのだけれど、ここの朝礼、まさにそれ。
良い店にするために今日一日、挑戦してやってみたいことを一人ひとりが考えて発表することから始まるミーティング。
chorei.jpg
聞いてる方もジンワリ、体の中にやる気がともる。
そんな感じ。
うーん、朝早起きしてここまでやってきてほんとに良かった。
そう思う。

はたしてそう言う人たちが作る寿司…、素晴らしいです。
まぐろのヅケ。
duke.jpg
口の中での第一印象…、ヒンヤリ鋭い味がする。
それが徐々に口の中でやわらかくなり、魚の旨みが花開く。
おいしい。
生の鰯であったり、それをさっぱりあぶったものとか、魚のいろんなおいしさをさりげなく提案してくれる親切な店。
しかも握り手がお客様の目を見て接客をする。
寿司を作ることも大切だけども、お客様の喜ぶことをしてあげることの方が数段大切、と言うコトをしっているからこその仕事ぶり。
真摯な姿勢に頭が下がる。
感動しきり。

回転寿司と一言で言ってもいろんなやり方、いろんなお客様の喜ばせかたがある…、と言うコトでありましょう。
posted by サカキシンイチロウ at 22:20| Comment(2) | TrackBack(2) | ローカルの店・ローカルの味 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

串木野でおなか一杯

鹿児島の串木野に「みその」と言う中国料理屋さんがある。
misono.jpg
小さな町の小さな普通の中国料理屋さんで、普通の中国料理が本当においしく食べれる。

中でもここの豚骨ラーメンはボクのラーメン世界の頂点に君臨する、素晴らしいもの。
動物の骨をコトコト煮出してスープに変える…、にもかかわらずサラっとしていて雑味がない。
スープの色は象牙色。
ゼラチン質が表面に浮きキラキラしてて、なのにその下のスープそのものはきれいに澄んで濁りの一つも見つけることが出来ないほど。
味の基本は塩味で、極めてシンプル
にもかかわらず、旨みとコクがあとからどんどん広がってくる。
我を忘れてコクコク、スープを黙々と飲んでしまう…、そんな迫力。
麺はストレートの玉子麺。
チャーシューにモヤシにメンマ程度の、つまり当たり前のラーメンのありきたりの具材しか乗っておらず、なのに飽きずにスルスルスルスル、胃袋の中に納まってゆく。
丁寧にとられたキレイで力強いスープを飲み干すために最適化されたラーメン…、って感じ。

コレにパラパラご飯のチャーハンとカリカリサクサク、中はシットリの餃子が付いて800円弱。
misono seto.jpg
なんたるお値打ち。
田舎万歳!…ですな。

で、この正直で素晴らしいラーメンを作る人が、串木野の町おこしを兼ねて作ったのが「まぐろラーメン」。
maguro.jpg
まぐろの町ですから…、串木野。
こうした料理、…たいていは企画モノで勢いはあるけれど完成度の低い料理になるのが常だけど、ここのまぐろラーメンはなかなかの出来。
スッキリとした醤油味のスープに縮れ麺。
あつあつスープにまぐろのヅケが3枚、生のまま具として貼られる。
見る見るうちに生のまぐろが霜降り状態になってゆくのだけれど、それにワサビを乗せてパクッとやる。
ひんやり冷たいまぐろの酸味を口の中に残しつつ、熱々ラーメンをズルズルすする。
魚スープに醤油の香り。
限りなくお茶漬け風のラーメン…、と言えばいいのかなぁ?
ニューウェイブ
コレなら食べても体を痛めつけることも無く、体にも胃袋にも優しいラーメンなんじゃないか、と思ったりする。
シアワセの味。

食後に凍ったおしぼり。
koorioshibori.jpg
ラーメンを食べた後の素晴らしいサービス。
お客様が驚く顔を見たくてはじめた、冷たいおしぼりサービスがどんどんエスカレートして、おしぼりを凍らせてみたら評判良くて…、って。
なにごとも中途半端よりも徹底的に気合をいれて、ということでしょう。

このみそのさんが新しい店を作って、そこでおいしい「白熊」を食べることができるから、ってそこに出かける。
shokudou.jpg

白熊…、鹿児島名物のカキ氷であります。
shirokuma.jpg
ここの白熊…、空気をタップリ含んだサラサラの氷にタップリシロップ、タップリフルーツ、しかも底にはアンコがタップリ。
ちょっとしたサラダボールくらいの大きさのある器にてんこ盛り。
そのタップリにビックリする。
…けど、食べるとコレが柔らかでサッパリ。
次々、口の中に入ってきては溶けてゆく、みるみるうちに無くなってゆく。
気づくと半分くらいの大きさになっているというその事実に再びビックリしてしまう。

スイカ、モモ、メロンにパイナップル。
レーズンがちらほら…、それに缶詰みかんが彩り。
それにしても缶詰みかんってとても久しぶりに食べたような気がする。
懐かしい。
フレッシュのみかんとはまったく違った食べ物ですネ…、缶詰みかん。
香り強烈、クニュッとした食感は果物と言うよりもグミのよう。
楽しい。
体の中に夕立がザワザワ降ってくるような爽快感。
たちまち体が中から涼しくなってくる。
うーん、満足なり。
posted by サカキシンイチロウ at 01:00| Comment(4) | TrackBack(1) | ローカルの店・ローカルの味 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月25日

元気の素

何故だか、今日は講演会で話をしなくちゃいけない…、と思うとフォーシーズンズホテルで朝ご飯を食べたくなる。
モティベーションがあがるような感じがするから。
で、今日も目白までいそいそ出かける。
玄関先で車を降りて、ロビーに入って深呼吸。
軽やかな空気をタップリ吸って、右手に椿山荘の庭、眺めながらイル・テアトロ。
一歩ごとに体に力が湧いてくるような気持ちになる。
今日はどんな元気をもらえるだろう…、って想いつつ。

さて、おはようございます。
朝ご飯の時間であります。

エッグスベネディクト。
benedict.jpg
玉子一個で黄身まで良く火を通してもらって作ってもらう。
二個食べるとお医者さんに叱られますから…、なんていいながら、それでもオランデーズソースをコッテリ、マフィンと玉子に擦りこむようにのせながら、パクッ。
ああ、空から天使が降りてくる。
台風前の不気味に暗い分厚い雲がパックリ開いて、光がストンと頭の上に射すような、そんな神々しい味わいなり。
ハムの塩気と脂をタップリ吸い込んだマフィンはガッシリ。
これ以上火を通すとパサパサになっちゃう手前の玉子の黄身…、ムッチリネッチリ。
白身はプルプル。
間に挟まるアスパラガスのシャッキリとした食感と緑の香り。
シアワセな朝の味…、でありますな。
元気が一つ、体の中にポッとともる。

ハッシュブラウン
hushbrown.jpg
玉子一個を我慢した分の贅沢であります。
パリパリ。
細かく刻んだジャガイモを容赦なく炒めてカリカリにした、朝の料理。
完全に火を通されたでんぷんって、表面がどんなにガリガリでも噛むとどんどんシットリとする。
マックのハッシュブラウンもおいしいです。
油がジンワリ染み出てくる危険なおいしさ。
つまり寝ている間に乾いた体に油を差して、動き滑らかにしてくれるような料理。
で、それもおいしいのだけれど、ここのハッシュブラウンは揚げ物料理のように一見、見えて、でも実はジャガイモのおいしいところだけを取り出して、それを膨らまして強調したような、…つまり「油の料理じゃなくてジャガイモの料理」。
うーん、またまた元気が体にしみこむ。

そうしてクロワッサン。
croissant.jpg
あれ?
玉子一個節約分はハッシュブラウンで使い果たしてるから、こりゃ余分だな。
…とは思ったけれど、エッグスベネディクトのお皿に残ったオランデーズソースが勿体無くて、クロワッサンで拭い取って食べることにする。
おいしいものは大切にしなくてはなりません…、から。
クロワッサンのバターな部分と、温かいフレッシュなマヨネーズのようなオランデーズソースのふくよかな脂分。
おいしい。
おいしいにおいしいを重ねてよりおいしいになる…、シアワセな組み合わせ。

コーヒーごくり、オレンジジュースをコクコク。
そうしてボクは元気になった。
さあ仕事。
posted by サカキシンイチロウ at 10:59| Comment(7) | TrackBack(0) | おいしいモノ…、好きっ! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月24日

餃子で飯!

神保町で昼飯時がやってきた。

で、飯。
神保町という街は「ごはん」というより「メシ」を食べよう…、と言った方がしっくり来る街。
そこで飯。

スイートポーズに行く。
sweetpose.jpg
餃子の専門店
餃子がおいしい店、ってのは結構あるけどここは本当に「餃子しかない店」。
潔い。
でどうやってその餃子を売っているのか?というと、ご飯と一緒に定食にして食べさせる。
餃子をご飯のおかずにする…、という習慣、正直言ってまったくなかった。
だって餃子はなにかの添え物であって、メインになりうるものじゃない…、と思っていたから。
ただココに来て餃子の定食というものを食べて見ると、これもありかな?…と。

まずここの餃子、口が開いてる。
gyoza.jpg
キッチリ口を閉じたのじゃなく両端が開いた状態で焼かれてて、だから焼いてる途中で肉汁が一旦飛び出し、それが皮に戻ってしみこむ。
だから餃子全体に肉の香りと味がする。
炭水化物料理…というよりも肉料理としての餃子を感じる。
不思議だね。
しかも小麦粉のグルテン質が多くて強いのかな…、皮がシコシコアルデンテ。
ツルンとした硬質な歯応えで、それとモチモチご飯の相性が良い。
同じでんぷん質なのだけれど、片方は固くて鋭く、もう片方は柔らかくて優しい感じ。
だから一緒に食べてて邪魔じゃない。
とても楽しい。

薬味…、ラー油じゃなくて七味と練り辛子というのも面白い。
yakumi.jpg
餃子の付けダレに七味をふる。
香りも強いし辛味も鋭い。
文字通り油が主成分であるラー油に比べて健康的にも感じるし。
一方の練り辛子は直接、餃子にタップリのせるようにつけてパクリ。
鼻の奥がムズムズ、くすぐったくなるような刺激が楽しい。
目から鼻に抜けた人にはなかなかなれないけれど、鼻から目に抜ける味は手軽にこうやって楽しめる!
なかなかに良い。
赤味噌をタップリ使った濃い目の味噌汁も、餃子+ご飯という組み合わせを盛り上げる。

長く続いている専門店、というのはこうしたバランスが良い店なんだろう。
それぞれの料理の細やかなところまで必然性を感じることができること。
繁盛店の条件でしょうな。
しっかり納得、程よく満腹。
posted by サカキシンイチロウ at 13:44| Comment(11) | TrackBack(1) | 楽しいジャンク・素敵なB級 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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